2019年12月31日の令和へと切り替わるタイミングに、北海道の桑園駅から徒歩10分程の場所にあるカニしかほぼ売っていない札幌市場外市場で、毎年蟹の値段が上がっている中、北海道の蟹の値段はどうなっているのか?蟹の値段と種類を調べてきましたが今年は例年に比べて人が少なかく活気が少しなかった感じがしました。
ちなみにここの市場は毎年通っています。
2017年12月31日に行ってきた記事
2018年12月31日に行ってきた記事
蟹の値段は増税効果で全体的に上がっていました
蟹の値段は消費税が2019年10月に10%に上がったせいで全体的に昨年より1000円以上値上がりしていました。
大小20店舗近いお店が並んでいます
場外市場は大小さまざまなお店が並んでいますが、飲食店もあるのでその場で蟹を食べる事もできます。
毛ガニの値段
北海道に来たなら本場の味として食べたいのが毛蟹ですが、場外市場で毛蟹の1kgの値段はタラバやズワイより高い傾向にあります。
ちなみに毛蟹の身をたくさん食べたい人は大きな毛蟹を1杯よりも小さのを3杯買った方がお得です。検証した記事はこちらに書いてるので良ければ参考にしてください。
400g前後x2 | 8610円 |
400g前後 | 4830円 |
450g | 6800円 |
足が折れてたり不揃いだったりしますが、お得なセットは市場でしか買えません。ネット通販で毛蟹の足折れは流通していません。
毛蟹 3杯 | 足折れ | 9,800円 |
800g | 7800円 |
こちらの北海道産毛蟹はガチガチに凍っているので鮮度はあまりよくありませんが、800gの巨大な毛蟹なのに7800円という格安値段で販売されています。
毛蟹 | 7000円〜 |
4800円~6800円 |
特上品や極上品と書かれているカニは何の根拠もないのでその言葉に騙されないように注意してください。
5800円~7800円 |
大量に並べられた冷凍蟹を買うのはやめた方が良い
毛蟹 | 活ゆで | 3402円~8640円 |
こちらのお店では大量の冷凍毛蟹を陳列していますが、一体この毛蟹はいつ茹でた蟹なのか分かりますか?
市場はお店の前に大量に冷凍された毛蟹が陳列されます。「活茹で」と書かれているのは、生きてる毛蟹を茹でたことを意味していますが、よくみると長期間並べられたおかげで黒く変色している蟹も見受けられます。
時間がない観光客はすぐに袋につめて持って帰れる活茹で毛蟹を買う人が多いと思いますが、鮮度が命の蟹をしっかりしたお店で選ばないといくら北海道の毛蟹が鮮度が良いと言えどまずい蟹を引き当てしまう可能性があるので十分注意が必要です。
重さがしっかり表記されずに大大とか4Lとかしか書かれていない蟹は実際の重さが少ない事があるので注意してください。
大大 | 10350円 |
大 | 9200円 |
8050円 |
タラバガニ
北海度は毛蟹ばかりだと思いますが、ロシア沖で取れるタラバも大量に入荷しています。
1.3kg | 14980円 |
1.9kg | 19980円 |
2.6kg | 26980円 |
3.2kg | 32980円 |
2.1kg | 17800 |
26800円 |
18,970円 |
23,000円~ |
脚2本セット | 9500円+税 |
激細タラバガニが売っていたがこれは買わない方がいい!
今回市場を見ていたら去年は見なかったトゲトゲとした針の様な形をしたほっそい脚がセットになって売られていましたが、一見量が多いように見えますが、殻ばかりで食べる部分が少ないので絶対に買わない方がいい商品です。
800g | 9,800円 |
こちらの店舗でも売っていました。「たらば」と書かれていますが、明らかに身が全然入っていなさそう…。これを買うお客さんがいるのでしょうかね…。1kgで6800円ならとってもお買い得に見えますが、ほぼ「殻」なので身は全く入っていない事が予想できます。
1kg | 6800円 |
本来のタラバガニの脚はこのサイズです。明らかに細くて小さいですよね。
市場らしい特売蟹も売っています
蟹脚が多くて確かに1.5kgでこの値段ならお得で市場ならではの商品ですが、購入する時にしっかり重さを測ってもらうのを忘れないでください。目の前で試食で食べていいよと、この商品からとんどん人に食べさせていたので…。
わけありタラバ足 | 1.5kg | 12800円 |
タラバ剥き身
剥き身はその名の通り、面倒な殻を最初から剥いてくれてるので、ゴミが出ないし、身の小さな蟹にあたる心配もなく一見値段は高いですが間違いなく美味しい蟹を食べる事ができるので、少人数だったり年配の人には人気の商品です。
ボイルたらばビートロカット | 800g | 9800円 |
ボイルたらばビートロカット | 400g | 4320円 |
ボイルたらばビートロカット | 640g | 8900円 |
タラバ脚 | 1.0kg | 9,500円 |
1.2kg | 11,400円 | |
1.5kg | 14,250円 |
ズワイガニ
800g | 4800円 |
1kg | 5800円 |
霜のついたズワイガニですが、800g1杯で4800円は正直高いです。ネット通販だったら3杯で7800円で立派なオスのズワイガニを食べた事があります。しかも蟹味噌付きで非常に美味しかった。しっかり蟹の相場を知らないと、「北海道の市場で売っているからどれも鮮度が良くて美味しいから買い!」だと思いますが、相場の知識は必要です。
7800円 |
ずわい蟹の剥き身/ポーション
初めから剥けているズワイガニ はハサミがいらずに汚れないのでとっても食べやすくて、スカスカ蟹に当たりませんが、市場の剥き身は値段が高くて僕が毎年食べているネット通販の蟹の方が断然安いので合わせてこちらも読んでみてください。やっぱり冬に蟹を食べるなら鍋に限ります。
しゃぶしゃぶ用ずわいがに | 500g | 5400円 |
ズワイガニ爪 | 250g | 1800円 |
タラバ爪 | 300g | 2500円 |
ボイルタラバ爪 | 300g | 2500円 |
ずわい蟹棒 | 250g | 2680円 |
ボイルずわいビートロカット | 400g | 3240円 |
ボイルずわいビートロカット | 800g | 4800円 |
ボイルたらば/ずわいビートロカット | 1kg | 8800円 |
花咲蟹
北海道といえば花咲蟹が有名で幻の蟹と言われたりしますが、どうせ食べるならタラバや毛蟹の方が美味しくてあまり人気の無い蟹です。
あくまでメインはタラバや毛蟹で端の方に花咲蟹が売られています。
11800円 |
7000円 |
値段は高いけど、食べたいのが活蟹!
値段は高いけどせっかくなら市場で食べてもらいたいのが活蟹です。
直前まで生きている蟹を茹でてもらう事も出来るし、ここで買ったカニは発泡スチロールに入れてもらってそのまま空港に持ち込み東京まで手で持って帰る事も出来ます。
過去に買った事がありますが、値段は高いですが生きている蟹はインパクト抜群で思い出に残るし食べると冷凍品よりも繊細で甘くて美味しかったです。
活毛蟹の1kgの値段は以下のようになっています。
家族4人でタラバガニを食べるなら2kgは欲しいので2万円は必要で、毛蟹は家族2人なら500g前後欲しいので7000円前後となり値段は高いですが、ボイルしたり刺身で食べたり焼いたり色々な食べ方を自宅で楽しむ事もできるのでお金に余裕があるなら是非挑戦してもらいたいです。
毛蟹 | 14,000円 |
花咲蟹 | 7,000円 |
ズワイガニ | 7,000円 |
タラバガニ | 10,000円 |
過去にこの場外市場で購入してタラバガニ を食べた記事はこちらに買いてるので読んでみてください。札幌市中央卸売市場で1万8千円の生きてる活タラバガニを買って食べてみたら美味しかった!冷凍タラバとどっちが買いか比較したよ!
活タラバガニ | 1kg | 12,000〜 |
活毛蟹 | 450g | 8100円〜 |
店舗によっては100g1500円の店舗もあり、それぞれの店舗によって多少なり値段が変わっていました。
600g | 8,980円 |
650g | 9,980円 |
700g | 10,980円 |
800g | 11,980円 |
350g | 5370円 |
400g前後 | 6450円 |
450g | 8610円 |
500g | 9150円 |
北海道は毛蟹とタラバが有名ですが、活ズワイガニも販売されていました。
中でも売約済みとなっていたこちらのズワイガニは迫力が満点で重量は2.5kg以上ありそうなずっしりとした大きさ。個人で食べるとしたらかなりリッチなご家庭ですね。うらやましいです。
活ズワイガニ | 売約済み |
蟹の重さを明記されているお店で買うべし!
市場の蟹は「大」や「小」としか書かれていなくて実際の蟹の重さがしっかり表記されていない場合があります。
「なんとなく大きいからこれを買おう」と思って購入したけど、実はネット通販やその年の蟹の相場から見ても値段が高くて損をする事もあります。蟹を買う時はしっかり値段が表記されているお店で買わないと損をする事があります。
市場のお店は蟹を試食させてくれる店舗もある
店舗によっては色々な蟹を試食させてくれるお店もあり、蟹を見ていたら商品であるはずのタラバガニを豪快に切って食べさせてくれましたが、これは北海道の場外市場だからやってくれる事です。築地市場ではこんな大きな蟹を試食させてくれるお店はまずありえません。
もちろん試食はしたけど「ちょっと考えます」と伝えても、「分かりました!お待ちしてます!」と笑顔で返事してくれたので気持ちよく買い物ができます。
市場で購入すると送料が掛かります
市場では新鮮な蟹を自分で選んで購入できますが、地方へ発送する際は送料が掛かります。
金額には、送料と蟹を入れる箱代が掛かるのでどの店舗でも2000円前後プラスされると考えてください。ネット通販では送料無料の店舗が多いですが市場は全ての店舗で送料が掛かるので合計金額は思ったより高くなります。
送料 | 1320円 |
保冷BOX | 500円 |
合計 | 1820円 |
もちろん自分で買って持って帰る事も出来ますが、2kgの生きた蟹を空港の手荷物検査場に持っていくと手荷物オーバーにより送料が加算されるかもしれないので注意してください。
札幌市中央卸売市場の住所
名称 | 札幌市中央卸売市場 |
住所 | 札幌市中央区北11条西21丁目2-3 |
営業時間 | 朝6時~17時 年中無休 |
駐車場 | 無料 / 近くの銀行が休みなのでいつも借りています |
電車 | 桑園駅から徒歩10分程で到着 |
2024年!安くてうまい蟹通販サイトはここ!
匠本舗 (かに本舗)例年ずっと上がる蟹の価格で2024年もその波が来ると思ったら、蟹通販で人気があり私自身一番オススメ出来る蟹通販サイトの匠本舗 (かに本舗)のカニがとんでもなく安くなっていました!!(もちろん量も質も間違いなく良い)
毎年購入して食べていますが、高いお金を出して食べる料亭なんかより断然質が良い。物価高騰で給与は上がらず何かと不景気の日本ですが、年末年始は美味しい蟹をお得に購入出来るのが蟹通販最大手の匠本舗だからです!スーパーや市場は年末年始は蟹の値段が高騰するので絶対に手を出さない方がいいですよ。
2023年匠本舗で購入して実食した記事はこちら
●タラバガニを食べました実食感想
●ズワイガニを食べました実食感想